本来なら今カナダに居るところだが、旅行の相棒の急なトラブルでキャンセル。
気晴らしに、寝袋と釣り具を積んで今までちょっと気になっていた所を巡る一人旅に出掛けた。
高松の木工家具のジョウジナカシマ記念館、又家具作りの意欲が湧いてきた。
祖谷のかずら橋は、途中で動けなくなる人も。私は神経無いのか平気でスタスタ。
今日は高知まで400km、車の中での寝袋は気が進まん。駅前のビジネスホテルを奮発。
夜は皿鉢料理気分で炉ばたへ、味もボリュームもグー!
2日目、四万十川まではチョット遠い、日本で一番水の色が綺麗と言われる仁淀川渓谷に急遽変更。流石「仁淀ブルー」と呼ばれるだけの事はある。
北に上って、砥部。砥部焼はロクロ有り、型取り有り、絵付けも多彩で、若い陶工が育ち易い環境がある。私はSimple is best.でコーヒーマグカップをゲット。
道後温泉まで来た、これは昔ながらの道後温泉本館。観光案内所では、どこの宿も空きは無しとの事、さあどうしようかな。
結局、一番大きなホテルの一室を頼み倒して空けてもらったが、夜はおばあさん一人でやっている食堂の腹一杯500円で帳尻合わす。
3日目 昨夜の食堂で隣に座った同年配の男は、神奈川から来て、八十八か所お遍路中。その話を聞いて、無性にお遍路経験したくなり、2つのお寺巡りをした。
先ず、第五十一番・石手寺 来寺の印にいただいたのがこのお札。
このお寺は4か国語のパンフレットも置いてあり、荘厳さと時代への対応がマッチした気持ちの良いお寺であった。
巡礼者の半分は外人さん、マナーもしっかりしているし、メモ取る人も。カルチャーショックを受けた。
続いて、第五十二番・太山寺 本堂は400m程歩いた山の上にあり、なかなか行き着かないお年寄りもいて、何か安全基準みたいなのがあっても・・・
前のみ見つめて登って行く坂をイメージした造りのお洒落な建物と、詳細な資料がマッチした素敵なミュージアムである。祖父が日本海海戦で東郷元帥の副官を務めており、その当時にタイムスリップした気分になれたのが嬉しい。やっと来れた安堵感で、急に帰宅モードになり、ノンストップで帰還。3日間の走行距離1,000kmでした。