「アキレスけんこう」生産終了

物づくり大好きな私が、5年前に起こした個人事業の最初の商品「アキレスけんこう」は、お蔭さまで、計画台数完売。最後の生産を、篠山の工房で、行いました。
購入していただいた方々、販売店の芦屋スオミさま、大変ありがとうございました。
又、今後、健康に寄与出来る製品を開発してまいりますので、応援宜しくお願い申し上げます。

社会のトレンドの健康を意識して、地元篠山のヒノキを活かした、「アキレスけんこう」を開発致しました。
                                               
得意の三次元設計で、製品、部品を設計した。こんなエネルギーを、今でも、持ち続けているか、又、試してみたい。
                                          
プラスチックの射出成形金型代が高く、国内の四分の一の値段で作れる、中国の金型メーカーに、細かく指導し、発注した。
完成した金型の、試験立ち合いに、深圳空港まで飛んだ。
                               
深圳隣の東莞の金型会社。私の向かって左が、中国金型屋の営業担当者。片言の日本語を喋れるので助かる。
                                    
プラスチック射出成形機にセットされた金型。ほぼ指示通り製作されており、成形品も取れたが、90点の出来。
もう一面も、何とか成形品は確保出来たが、80点。即、文書で金型修正指示書を渡し、帰国。
後日、修正後の成形品を送ってもらい、合格なら、金型を大阪まで船便で。
途中、色々あったが、良い経験が出来た。
                                    
「アキレスけんこう」部品のヒノキの板も、あと5セットで終わり。愛好者様には、誠に申し訳ございませんが、これで、当商品は完全生産終了とさせていただきます。
                                             
ウグイスの声を聴きながら、最後5台の組み立て。職人的な作業部分もあり、感無量で終了。
                                                
包装形態までこだわったので、多少やり難い作業であるが、余計に愛着が湧く。
この組立作業棟は、仲間との、製品開発拠点として活用するつもり。
じっくり、世の中に無い、役立つものを考えていきます。

オオムラサキ飼育ケージ入口閉。

オオムラサキ飼育ケージ内が、蒸れると、幼虫の食樹エノキが病気になったり、ワタアブラムシが異常発生するので、なるべく入口は開けて、風を入れている。そこに、何故か、野鳥が良く飛び込んで来る。常連は、ホオジロ君。
幼虫もあと1頭発見したので、入口を閉めきる事にした。
フワフワ飛ぶワタアブラムシが発生し出すと、電撃殺虫ラケットで、やっつけるのである。

これは、餌台にも良く来るホオジロ。侵入すると、上の方ばかり飛び回り、脱出出来ず、ウロウロしている。それより、繁殖期には、虫も捕食するらしい。
4頭目の幼虫も見つかった。あと、6頭程を譲っていただき、今年は、10頭体制で、繁殖のサイクル実現していくつもりである。
又、蟻、クモ、カメムシ等にもやられない様に、入口のファスナーを閉めきった。
隙間からの侵入も多く、先ずは、羽化する6月末まで、目を離せない日が続く。

オオムラサキ幼虫の生命力に脱帽

2018年より、篠山隠れ家の庭で、凖絶滅危惧種・国蝶オオムラサキの飼育繁殖に取り組んでおります。
昨年は、エノキワタアブラムシと蟻の異常発生で全滅。薬は使えない中で、今年は如何がしたものかと気が重い。
ところが、どう生き延びたのか、越冬幼虫が、エノキ根元から、木を登り、葉を食べているではないか!
3頭の幼虫を確認出来た。奇跡としか言いようがない。 過去の経緯は「オオムラサキproject」をご覧下さい。

オオムラサキのオスは翅が美しい。それに引き換え、メスは大きいが、いたって地味である。

庭の片隅の飼育ケージと説明の看板。網のメッシュは、蜂は通れない寸法で、作ったものである。
中には、幼虫の食樹であるエノキが植わっている。
まさか、オオムラサキの幼虫がいる訳ないと確信していたので、目を疑った。
今まで、越冬幼虫のところで途切れていたサイクルが、初めて繋がった。
自前の繁殖の可能性も出て来たので、本当に嬉しい。幼虫の生命力には脱帽である。

これは、拝借した画像だが、幼虫の顔を見るだけで癒されるし、幸せになれる!