伊丹の家には可愛い神棚がある、2階の本棚の上に置いてあるのを1階の東向きの壁にセットしたいので神棚棚板を作って欲しいと妻に頼まれた。簡単なので良いと言われると自称木工士の私は余計燃えて来る。そこで簡単な図面を書きそれに見合う材料を篠山の工房で探したところ、私の看板商品だった「アキレスけんこう」(当HPの商品開発欄をご覧下さい)の余った材料それもヒノキ接ぎ材が3枚見つかり、これで材料代0となり幸先良し。
早速工房に籠って久し振りに切ったり削ったり、モノ作りが生き甲斐の自分を再認識出来たのが嬉しい。
手前のべニアを定規代わりにヒノキ板を手持ち丸ノコでカットしているところ。
後は細かくケ引きで墨入れを行う。
棚板をはめ込む側板の溝をトリマーで加工、木粉まみれで息苦しい。
側板はそれらしく階段状に、外回りはR付けてソフトに。棚板との接合はコーススレッドを使ったが(本当は金具は使いたくないが時間が無い為)、穴は木ボス圧入。
木ボス飛び出し部は愛用のアサリ無し木工ノコで面一カット。
下地センサーは1,400円弱、石膏ボードの上でスタート時緑色のランプだが下にずらしていくとボードの奥に間柱があると赤色に変わる。次に下から上に動かし、間柱の位置と巾を確定し、巾の中心にコーススレッドをねじ込むのである。このセンサーはコストパフォーマンスが抜群に高いと思う。
棚板に置いたピン球を水準器代わりとして慎重に取付け完了。
妻は棚板上に神棚と神具を並べて想像以上の佇まいに感動しきり。神棚、神具に合わせて棚板寸法決めたのでピッタリ収まったのも心地良い。
こんなコーナーにマッチしようが無いと恐れていたが、不思議に違和感なく神棚がグッと引き締めてくれている、ありがたい。