篠山小屋では7年前の台風時、杉の大木10本が庭に倒れ込んできたが間一髪小屋直撃は免れた。
杉の木の上部で隣と繋がって次々引き倒した藤蔓が犯人である。
最近又藤が勢力を拡大し、今春は北側の森一面藤の花で覆われた。
杉の倒木による災害防止上藤蔓の根本から切って繁殖を抑えるしか手が無く、早速裏山に分け入り手鋸で50本切ったがメチャ草臥れた。 藤の種が出来て拡がる前に手が打てて当分安心だ。
7年前の台風時倒れた杉をチェーンソーで片付けているところ、もっと大きなのは森林業者に頼まざるを得なかった。
小屋の北20mには坊獣柵が張り巡らされており、藤の木の有る獣側にはこの扉を開けて入る。
一帯は杉の木と藤の蔓だけの不思議な世界であるが、足下はイノシシと鹿の足跡とフンだらけ。
藤の蔓は切った後どちらに跳ねるか分からないので蔓の上側に片手を添えながら手鋸で切るのが安全。
蔓には捻じれたテンションが掛かり一筋縄では切れないが、これで養分が絶たれ先は枯れてくれる。
藤蔓切る前の杉の上部は藤の花が咲き誇っている。
藤蔓切って一週間後の杉の姿、上部の藤の花は枯れて蔓も萎れているようだ。
拝借した写真だが、藤の種と左は種が何個か入った鞘である。
藤の綺麗な花への感謝と、こちらの事情で伐採する事への謝罪の気持ちを表わす為、切り火を行った。