葦船●その3(最終編)

篠山では私の生物研究の大師匠であるO氏と懇意にしていただき、今回又お邪魔致しました。
おいとましようとすると、奥さんは手作りのシュロの葉で作った素敵な籠をいくつか机の上に置かれ、気に入ったのを持って帰ってと言われたので、即葦船を連想させる籠を厚かましくいただきました。
先日ご主人よりいただいたクロモジの木から作った菓子楊枝等に妻は細工をし面白い置物になってしまったが、今回いただいた籠をお菓子入れに良さそうと食卓の上に置いのが間違いのもと、翌日籠の上には置物が乗っかり、葦船での冒険航海スタイルとなっていたが、妻の遊び心も棄てたものじゃない!

先日と同じ写真ですが、O氏よりいただいたクロモジの木から作った菓子楊枝と木片。                      
                                                             

これも同じ写真であるが、妻の手に掛かってこんな置物に!                                  
                                                                  

気に入っていただいたシュロで制作された籠をお菓子盛ったら合うのではと食卓の上に。                  
                                                   

葦船をイメージはしていたが、ここまで来ると、葦船作りやティティカカ湖が懐かしく思い起こされ、このままズ~と食卓上に置いておくつもりです。

葦船●その2●ペルーテイカカ湖

私は70才まで仕事をしてからリタイア、やっと自分の時間が持てた。そこで今までのブランクを取り戻す為、誘われたらYESと言う事に決めた翌日篠山ペルー館(奥さんがペルー人で夫婦でカフェを営んでいる)に寄ると、マスターが「当店で売る土産品を仕入れにペルー行くが一緒に行きませんか」と誘われ即YESと返事、マスターはビックリしたが喜んでくれた。
飛行機乗り継いでペルーまで35時間、マチュピチュ等観光もしながらテイテイカカ湖(水面で標高3,800m)到着。葦の一種のトトラを積み重ねた浮島、全部トトラで作った家、トトラで作った葦船も。
島々を結ぶ唯一の足も葦船で熊野川に浮かべたのと構造もスタイルも全く同じ、後で分かった事だが冒険家の石川仁さんが当湖で作り方を習得し、日本で葦船プロジェクトとして広めているからである。
文化も景色も違う国が葦船で繋がったとは感動ものである。

これが葦の一種のトトラ、湖底の根から先までかなり長い。                                  
                                                  

トトラを並べてもらった、手前が根に近い部分、奥は葉っぱで積み重ねて浮島を作るのに使われる。                   
                                                                   

トトラを長い斧で刈ってもらい、かじってみたがサトウキビみたい、こんな事するのは私だけ。                   
                                                            

トトラを積み重ねて作った浮島のウロス島に上陸と言っても陸じゃ無い、何と言うんだろう。                    
                                                      

これは大きな葦船で、観光客も10名以上乗せられそう。                                          
熊野で作ったのと構造もスタイルも同じ、これが元祖だもんね。                              

続いて浮島でない本当の大きな島タキーレ島に上陸、2Km向こう側の船着き場まで歩くのだが、空気が薄く息切れするので歩いたのは私だけ。途中の土産物屋での写真だが、隣の現地人と良い勝負の現地人に成りきっている自分にビックリ。以上葦船●ペルー編でした。

葦船●その1●熊野川編

私は昔の過酷な仕事で脊椎が側湾曲したままテニス🎾や篠山での農業、木工、庭仕事等楽しんできましたが、いよいよ足腰縛れて一時動けなくなったが今は病院より処方された鎮痛剤で抑え来月より関西労災病院で治療する事になりました。篠山に行っても無理せず過ごしており、FBにup出来る活動もしていないので、過去の経験を元に「葦舟(あしぶね)」テーマの3部作で挙げさせていただきます。
葦舟その1
私が66才の時(13年前)、私の娘は熊野の農家に住み込みで農業や酪農研修に勤しんでおりました。その農家のイベントに年一回の「葦舟プロジェクト」というのがあり、熊野訪問と重なった為、妻と参加させていただきました。

熊野川の河原で冒険家の石川仁さんの指導のもと、葦を束ねて縛ったり汗みどろの作業であるが、忘れられない体験となった。  青い帽子の男が私です。                                       
                                                     

八割がたの出来上がりで妻と小休止、手に持っているのは葦をロープで締め上げる時に叩く木槌です。                     
                                                       

完成した葦船を熊野川まで担いで運び上手く浮くか試す最後の力仕事。                           
                                          

葦船プロジェクト成功の後、私の娘と現地で知り合った婚約者とがお披露目航行。                         
                                                

娘がお世話になっている農家に鎮座した葦船と一緒の記念写真、右から石川仁さん、私、農家のご主人夫婦、妻、娘                                                        
                                                                      

農家で当分預かる事となった葦船、カッコ良し~!

翌日は蝶が飛び込む

前回オオムラサキ飼育ケージに飛び込んだ鳥の続きです。
翌日飛び込んできたお客は蝶、上の方ばかり止まるので鑑定無理、そこで捕虫網で捕らえて虫籠に入れ観察した。色合いや翅の模様から「カラスアゲハ」と判定。虫籠から出して森に放ったが、ゲージには早速次のお客が入っていたので虫籠に入れ図鑑やwebで鑑定。後翅の紋、斑から「サトキマダラヒカゲ」と判定、お疲れ様と森に放った。久し振りに生物研究班に戻った感触!

今年のオオムラサキ飼育ケージは入口シャッター巻き上げたまま、2週間振りの庭はこんなに雑草が伸びていた、ア~ア!

飛び込んできたのはカラスアゲハかな、ミヤマカラスアゲハかな。                            

上の方しか止まらず特徴が掴めないので、滅多に使わない捕虫網を出してきた。                         

虫籠の蝶の表側、太い白帯は前翅のみ、後翅赤紋は朱色。                                         

裏前翅白帯は幅広、後翅白帯は無し、よって「カラスアゲハ」と判定させていただきます。                   

次のお客の表側ではヤマキマダラヒカゲかサトキマダラヒカゲか識別し難いので裏面で判定。                 

裏面後翅付け根の3個の紋が直線的、前翅頂にお魚マーク、以上より「サトキマダラヒカゲ」と判定致します。

オオムラサキ飼育ケージに野鳥飛込

今回2週間振りの篠山、草はボウボウ、菜園は幸い野獣に荒らされておらずヤレヤレ。
入口を開けたままの国蝶オオムラサキの飼育ケージの中には蝶や鳥が飛び込んで出口が分からずバタバタしている事が多く、案の定今日も鳥が飛び込んでいた。鳥には詳しくない私はスマホで写真撮って野鳥図鑑で調べ「ヒヨドリ」かなと思うが自身がない。そこで私の師匠の虫博士O氏にお伺いを立て「ハクセキレイ」と判明、Oさん有難うございました。
コーナンに草刈り鎌買いに行っている間に鳥は脱出していた、ホッ!

ケージ内のオオムラサキ幼虫の食樹エノキはカミキリムシに内部を食い荒らされ半枯れ状態で今年はオオムラサキ飼育は休止、通気を良くして木を回復される為入口は開けているので蝶、鳥、ヘビ、鹿等が飛び込んでくる。                                                        
                                                        

今回のお客は野鳥、背中はこんなの。                                                 
                                                           

幼鳥で特徴が掴みにくい、「ヒヨドリ」と思ったが正解は「ハクセキレイ」、もっと勉強せねばと反省!