葦船●その2●ペルーテイカカ湖

私は70才まで仕事をしてからリタイア、やっと自分の時間が持てた。そこで今までのブランクを取り戻す為、誘われたらYESと言う事に決めた翌日篠山ペルー館(奥さんがペルー人で夫婦でカフェを営んでいる)に寄ると、マスターが「当店で売る土産品を仕入れにペルー行くが一緒に行きませんか」と誘われ即YESと返事、マスターはビックリしたが喜んでくれた。
飛行機乗り継いでペルーまで35時間、マチュピチュ等観光もしながらテイテイカカ湖(水面で標高3,800m)到着。葦の一種のトトラを積み重ねた浮島、全部トトラで作った家、トトラで作った葦船も。
島々を結ぶ唯一の足も葦船で熊野川に浮かべたのと構造もスタイルも全く同じ、後で分かった事だが冒険家の石川仁さんが当湖で作り方を習得し、日本で葦船プロジェクトとして広めているからである。
文化も景色も違う国が葦船で繋がったとは感動ものである。

これが葦の一種のトトラ、湖底の根から先までかなり長い。                                  
                                                  

トトラを並べてもらった、手前が根に近い部分、奥は葉っぱで積み重ねて浮島を作るのに使われる。                   
                                                                   

トトラを長い斧で刈ってもらい、かじってみたがサトウキビみたい、こんな事するのは私だけ。                   
                                                            

トトラを積み重ねて作った浮島のウロス島に上陸と言っても陸じゃ無い、何と言うんだろう。                    
                                                      

これは大きな葦船で、観光客も10名以上乗せられそう。                                          
熊野で作ったのと構造もスタイルも同じ、これが元祖だもんね。                              

続いて浮島でない本当の大きな島タキーレ島に上陸、2Km向こう側の船着き場まで歩くのだが、空気が薄く息切れするので歩いたのは私だけ。途中の土産物屋での写真だが、隣の現地人と良い勝負の現地人に成りきっている自分にビックリ。以上葦船●ペルー編でした。