梛(ナギ)の木・恐るべし生命力

篠山の仲間Mさんが3年前に郷里の九州に帰られる置き土産として置いていかれた高さ30cmの梛の木は私の篠山の庭で150cmに成長し、伊丹の家や篠山の小屋でサカキの代わりとして重宝しております。
篠山で植えた桜と梅の苗木は鹿に喰われたが、梛は鹿の食害を受けないのでスクスク育ってくれました。ナギは熊野の御神木、熊野大社では現在でも玉串にナギを使用するとの事です。
ナギは雌雄異株で当方のは雌株、サカキ立ての水を切らさなければ半年以上青々とした葉を保ってくれるのでありがたい。

篠山庭の南西角に植えたのが今は150cmの高さになった。
放っておけば20mにもなるとの事で、頭抑えて3m位に調整するつもりです。                           
                                                      

近くで見るとこんな感じ、肉厚の葉は表裏同じ、葉は縦方向には簡単に裂けるが、横方向には容易にちぎれない。その丈夫さにあやかって男女の縁が切れない様にとか、裏表の無い夫婦生活が送れるとか。
                                                                                         

伊丹の家の半お手製の神棚、左が雌株でドンドン新芽が出て伸びてきた。右は雄株でどちらも水だけで元気に育つのが不思議?                                                 
                                                         

篠山小屋のナギもドンドン伸びてくるので、毎週水だけは交換している。
サツマイモと同じ様に、葉から吸収した窒素からのチッソ肥料で成長するのかも。                        
                                                

ナギの雌花、葉っぱと対照的に可愛らしい。                                                         
                                                                                                              

接写の雌花、雌株が無く受粉しないので1週間すれば消えてしまう。何か神懸かり的なものを感じる。