暑さものかわ・オオムラサキ放蝶会

篠山庭では2018年より国蝶オオムラサキの飼育繁殖に努めておりますが、私の所属する「兵庫丹波オオムラサキの会」の総会と放蝶会が丹波の森公苑であり昨日参加して来ました。 昨年の猛暑はオオムラサキの生育にも支障をきたし、放蝶数も60頭止まりでしたが、放蝶会に集まった小学生達の元気な顔が励みになりましたが暑かった!

7年前、私は篠山庭の一画に蝶の飼育ケージを設置し、中にはオオムラサキ幼虫の食樹「エノキ」を植え、飼育を開始した。                                      
                                             

これは初めて羽化したオオムラサキの♂、 ♀より一回り小さいが、ムラサキ色の翅が美しい。                 
                                           

右が六齢幼虫、左がサナギ、仲良く並んでいて微笑ましい。                                 
                                        

水、カルピス、焼酎をペットボトルに入れて熟成させた人工樹液を穴開けたバナナに沁み込ませる。                    
蝶は伸ばした口吻でバナナの穴から樹液を吸うのである。                                 
                                          

兵庫丹波オオムラサキの会の総会。これは後半の大学教授による講演会の風景です。                    
                                        

昼からは、小学生達に手伝ってもらい、公苑内オオムラサキケージ内で放蝶用の蝶を捕獲し、一頭ずつ虫籠に移すのが忙しい。                                          
                                  

放蝶会に先立って集まった子供達や父兄に自然生物の面白いお話があった。                          
                                           

オオムラサキを入れた虫籠を一つずつ子供達に渡し、中庭の広場に集合してもらい、               
                                         

会長の掛け声で一斉に蝶を放つのだが、その瞬間の子供達の表情が楽しい。                         
                                                             

なかなか飛んでくれず親子で思案中。