今日七夕の日は、「兵庫丹波オオムラサキの会」の総会が丹波の森公苑であり、メンバーとして出席した。
凖絶滅危惧種の「国蝶オオムラサキ」を野山に復活させる活動のメインイベント「オオムラサキの放蝶会」を来苑者は楽しみにしている。
子供がほとんどだが、参加人数がなんと300名以上。蝶が子供たちに行き渡る様に準備するのが大変だ。
個人としてオオムラサキを飼育している私も、元気な2匹を提供するつもりだったが、なんと交尾中(オオムラサキは10時間以上かかる)で、さてどうしたことか・・・
そこで急遽、羽はボロボロだが元気な別の♂1匹をピンチヒッターとして提供した。
小さな虫かごにエノキと樹液を染み込ませたバナナも入れた私持参の蝶が、ロビーでただ一つ展示されていた。オオムラサキは♂の方が美しいので立派にピンチヒッターの役目を果たしてくれた。
裏舞台では、大きなネット袋に集められた蝶を、手で捕まえては小さな虫籠に1匹ずつ入れるのである。何とか180人分は確保出来た。
子供たちに一籠ずつ渡すのだが、ピッタリと数が足りてヤレヤレである。
前の広場で、掛け声に合わせ一斉に放蝶、でもなかなか籠から出てくれない。
飛び始めると、羽音を立てて一気に森へ。
子供たちの歓声、笑顔に癒された良き七夕であった。