篠山のまちなかカフェ「みくまり」は仲間との井戸端会議に時々利用する。そこに100年前のピアノ「ドイツ C.OTTO BERLIN」があり、私は以前より木部の修理をサービスで引き受けてきた。
今年に入り、そのピアノが漫画や新聞に載り、日本音楽教育の父と呼ばれる小松耕輔氏より贈られたピアノが縁ありここに鎮座している事が分かった。
今回楽譜台が抜け落ちる等の修理を頼まれたが、そんな由緒ある貴重なピアノを直すとなるとプレッシャーが掛かる。篠山木下楽器様のアドバイスもいただき今日無事修理完了。
自身喪失気味のピアノ演奏も、帰り際にはスムーズに弾ける様になり、幸せな気持ちで意気揚々と引き揚げてきたのである。